熱帯魚飼育 繁殖 水草 病気 プレコ 図鑑 - ZEBRA (ゼブラ)

  ここでは、今まで私が熱帯魚の繁殖に成功した条件やポイント
  などを紹介しています。あくまでも私の経験上なので正しいかどうか
  わかりませんが、今まで熱帯魚飼育のみでこれから繁殖に挑戦して
  みたいと思っている方や、少しでも情報を知りたい方などは参考に
  なるかもしれません。また、繁殖に成功した時の様子を「成長日記」に
  記してあるので、もし良かったら覗いてみてください。



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◇ グッピーの繁殖           ◇ プラティの繁殖
◇ ランプアイの繁殖          ◇ デルモゲニーの繁殖
◇ ラムズホーンの繁殖        ◇ ミナミヌマエビの繁殖




 グッピーの繁殖


グッピー
〔所感〕
系統維持(遺伝)や、“ボディカラー×尾ビレ”との
組み合わせで様々なバリエーションを楽しめますが、
難しいことは別として、ビギナーの方が「とりあえず
挑戦したい!」と言って私が一番にオススメするのは
グッピーです。
(アクアリストの9割以上がグッピーを進めるでしょう)
ただ繁殖させるだけであればいくらでも増えますからね。
でも、初めて繁殖に成功した時は感動しました。^^;

〔水温・水質〕
一般的には水温が“24〜26℃”で水質は“弱アルカリ”
が適していると言われていますが、私は弱酸性でも中性
でも繁殖に成功しています。むしろ、その方が繁殖率が
高かった。水温は25,6℃で問題ないと思います。

〔餌〕
繁殖を促進させるためには餌の選択も重要になってきます。
そこで、私が一番オススメするのは“ブラインシュリンプ”
です。できれば毎日孵化させて生きたブラインシュリンプ
を与えられれば言うことはないですが、とても大変なので
孵化させたものを100円SHOPなどで売ってるチャック付きの
“クリアパック”に小分けし、冷凍庫に保管しておきます。
そして必要な分だけ取り出し解凍しないまま与えればOKです。
フレークや粉末タイプの餌と比較したことがありますが、
ブラインシュリンプを与え続けた方が繁殖率が高かったです。
また、あるショップの方が言っていましたが、ブライン
シュリンプを与えていると、いつ稚魚を産んでも大丈夫と
親が安心するらしく、繁殖促進効果があるみたいですよ。
それに関しては私も魚に直接聞けないので本当かどうか
分かりませんけどね。(^_^;

〔用意する物〕
これは二通りあります。
まず、一匹残らず確実に保護したいのであれば“稚魚箱”が
必須です。稚魚箱に移す時のポイントとしては、雌の腹部
の後方が透けて稚魚の眼が見えてから移す、ということです。
そしてもう一つ、稚魚箱を使用しない場合ですが、この場合
“浮草”が必要不可欠です。(マツモなんかでもいいです)
要は稚魚のために隠れ家を作ってあげるのです。
稚魚を産んだと思ったら、そのままその産んだ親がパクっと
食べてしまうことがよくあるので、すぐに隠れられるような
水草が理想です。
産まれた稚魚の殆どは水面にいるので(まだ深く潜れない為)
安心させるためにも忘れずにセットしてあげましょう。

〔繁殖のコツ〕
グッピーに関しては「ほっとけば勝手に増える」と思って
いる方が結構いると思いますが、それでもやはり繁殖を促進
させる方法はいくつかあるものです。
私が何回か経験した中で一番効果があったのは、水質を変化
させたことです。わかりやすく言えば“換水”をまめにやる、
あと水槽内の水の量を調整し“水圧を変える”といったこと
です。これをやったらその日の内に繁殖行動を示したり、
稚魚が産まれたことがよくありました。
私以外にも同じ経験をされた方がよくいるのでやはり効果は
あるようです。是非参考にしてみてください!



 プラティの繁殖


プラティ
〔所感〕
プラティもグッピーと同じ卵胎生なので、入門者の方に
オススメしたい生体です。
私が以前飼育していたのは“ミッキーマウスプラティ”で、
とても可愛らしく愛着がありました。
稚魚が沢山いるとあの尾ビレがたまらなく可愛いので、
是非、繁殖させるならミッキーマウスプラティをオススメ
したいです!

〔水温・水質〕
プラティはグッピーと同じ条件(同じ水槽内)で何回も
繁殖に成功しているので、水温・水質に関してはグッピー
と同じ条件で問題はないと思います。
( 「グッピーの繁殖」 参照 )

〔餌〕
グッピー同様やはりブラインシュリンプを与えるのが一番
効果があります。インフゾリアでもOKですよ!

〔用意する物〕
グッピー同様“産卵箱”or“浮草”は必須です。
グッピーほどではないかもしれませんが、プラティもやはり
稚魚をよく追っかけるので注意が必要です。
食べられる瞬間も何回か見ました。
とにかく隔離させることが第一!

〔繁殖のコツ〕
プラティはグッピーと比べ、少し神経質な感じがします。
今まで何回か成功していますが、その内違う種が沢山いる環境
またはそうでない環境(いても2種)とで繁殖率が違いました。
どんな熱帯魚でも基本的には同じ種のみで行いますが、できれば
プラティも他の種と分けた方がいいと思います。
また、換水もまめにしてあげた方がいいでしょう。



 ランプアイの繁殖


ランプアイ
〔所感〕
どこのショップでもよく見かけるアフリカン・ランプアイですが、
要はメダカです。繁殖も容易にできますが、稚魚が非常に
小さく弱いので、育てるには多少苦労するかもしれません。
条件が揃っていれば繁殖は可能なので是非挑戦してみて下さい!

〔水温・水質〕
私が成功した時の水温は25〜26℃でした。それ以外の水温
で試したことがないので最適かどうか分かりませんが、多分
この位の水温で問題ないと思います。
水質は“ph6.8〜7.2”の間であれば大丈夫だと思います。
私はこの条件で成功しました。

〔餌〕
やはりブラインシュリンプが一番ですね。
当然孵化させたものがいいですが、私は冷凍にしたブライン
シュリンプを少しづつ砕いて与えていました。孵化させたもの
と変わらずよく食べていたのでオススメです。

〔用意する物〕
一番重要なものは卵を産みつける水草です。ランプアイの場合
“ウィローモス”がいいでしょう。私はマツモでも成功しました。
あと必要になるのが稚魚を隔離させる時に使用する小さい容器。
ちなみに稚魚箱は駄目です。稚魚が非常に小さい為、隙間から
出てしまいます。

〔繁殖のコツ〕
まず混泳はNGです。他の種の生体がいると産卵しません。
(あくまでも私の経験上では)あとエビがいると最悪です。
なぜなら卵を食べてしまうからです。
あと、卵を発見したら、速やかに隔離させますが、この時産み
つけられている水草も一緒に隔離してください。
卵を知らずにほっておくと親達に食べられてしまう可能性があり
ます。
産卵後、数日経過すると卵の変化に気付くでしょう。卵には
有精卵と無精卵があります。白くなってしまったものは無精卵で
しばらくほっとくとカビてしまいますので水質悪化を防ぐ為にも
すぐ撤去してください。有精卵は透明で徐々に眼も見えるように
なっていきます。二週間以内には孵化すると思いますが、でき
ればエアレーションを行ってください。
少し話しを戻しますが、産卵時極端な水質変化は禁物です。
水換えは水質をある程度合わせ、慎重に行って下さい。



 デルモゲニーの繁殖


デルモゲニー
〔所感〕
グッピー、プラティに続き、デルモゲニーも卵胎生の熱帯魚です。
しかし、繁殖となると少しハードルが高いかもしれません。
親もある程度大きくならないと繁殖しません。
また、知らない方が多いかと思いますが、デルモゲニーは汽水を
好みます。その上水質が合わない水槽へ移すと数日以内に死んで
しまうなど飼育するには多少難易度が高い魚と言えます。

〔水温・水質〕
デルモゲニーは私もそんなに繁殖経験がないので適した水温&水質
はわかりませんが、デルモゲニーが問題なく飼育できる環境で
あれば成功する可能性はあると思います。

〔餌〕
デルモゲニーは口も大きく豪快に食べるので赤虫を与えるのが
いいと思います。フレークも食べますが、やはり栄養も考えたら
赤虫が一番でしょう。ちなみに私が成功した時は赤虫とフレークを
交互に与えていました。

〔用意する物〕
やはり産卵箱は外せないでしょう。親も稚魚を食べてしまうので水草
等で隠れ家を作っても何匹かはやられてしまいます。できれば産卵箱
+エアレーションを行いたい。

〔繁殖のコツ〕
繁殖経験が少ないのでわからないことが多いですが、一つ言えるのは
水質の変化には影響があるみたいです。私の成功例を挙げると、もう
出産していいはずなのになかなか産まなかった時、いつもより少し
多めに水換えしたら、その日の内に出産したということです。
もう一つわかったことがあります。繁殖に挑戦するのであれば他の種
との混泳を避けること。違う種がいると繁殖行為をしないようです。



 ラムズホーンの繁殖


ラムズホーンの卵 ラムズホーン
〔所感〕
お掃除屋さんで有名です。
他の魚に影響を与えることもないので安心して飼育できます。
餌の食べ残しをよく食べてくれるので非常に助かっていますが、
ラムズホーンが死んでしまった時に殻がいつまでも残るので
その殻を撤去するのが大変です。

〔水温・水質〕
普通に熱帯魚を飼育している水槽内にいるのであれば、まず気に
することはないでしょう。かなり強いです。環境の変化にも強い!

〔餌〕
これもさほど気にすることもなく、ほぼ餌の食べ残しだけで生活
できるので、ラムズホーンのために餌を入れる必要はないです。

〔用意する物〕
何もありません。(笑)
ラムズホーンはどこにでも卵を産みつけますので、心配ご無用。

〔繁殖のコツ〕
ハッキリ言って、飼育していれば何もしなくても勝手に増えていき
ますので、コツなんてものはありません。(笑)
嫌と言っても増えて行きますよ!
また、卵は透明の膜で覆われているので食べられることもあり
ません。



 ミナミヌマエビの繁殖


ミナミヌマエビ
〔所感〕
ヤマトヌマエビよりも一回りも二回りも小さく、それで
いて繁殖が容易なエビです。
ヌマエビよりも苔はあまり食べませんが、餌の食べ残し
はよく食べてくれるので非常に助かります。
環境の変化にも強いです!

〔水温・水質〕
ヤマトヌマエビと違って、水温や水質の変化に強いので
そんなに気にすることはありません。
熱帯魚を飼育できる環境であればOK!
私は弱酸性でも弱アルカリでも成功しています。

〔餌〕
特にこれを与えた方がいいというものはありませんが、
ミナミヌマエビは底にいることが多いので、沈む餌
(プレコ用の餌など)を少し与えてあげましょう。
赤虫でも問題ないです。

〔用意する物〕
何も用意せずに繁殖に成功しているので、逆に本来何が
必要なのかわかりません。(笑)
卵を見たことがないので何処に産んでいるのかもわかり
ませんが、水草によくつかまっているのでウィローモスは
用意してあげたいですね。

〔繁殖のコツ〕
他の魚がいても問題なく増えていくので特にコツはありま
せん。エビの仲間で一番繁殖が容易なのはミナミヌマエビ
ではないでしょうか。繁殖を繰り返していると稀に突然変異
で赤っぽいエビや黒っぽいエビなどが見られると思います。
仕草も可愛いので是非挑戦して見てください!


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